沈黙博物館

今日のつれづれ・・・沈黙博物館を読んで。
沈黙博物館
著者 小川洋子

内容 (「MARC」データベースより)
耳縮小用メス、シロイワバイソンの毛皮、年増の娼婦の避妊リング、
死者の分身ともいえる形見が盗まれ集められる。

なぜ? その物語とは? 追いつめられた博物館技師の運命は?



とりつきが悪うて、最後まで行けるのか心配でしたが、
30頁当たりから、
なんとのう、のってきました。

博物館技師である「僕」は、老婆の依頼で、彼女の集めてきた死者の形見を展示する博物館作りと同時に、新たな死者の形見集めを命令される。

「その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品」
的確と思える品を手に入れる場合もあれば、どうしても得られないこともある。
知っている人の形見だって選べんのに、
知らん人間のものなんて、どうするねん?!

自分のものだって選べる?????

他人が選ぶ方が、的確なものが残る?!!
お話しやでさぁ・・・・そない真剣になったらいかんがな。
せやけど、つい考えてしもうて・・・・

従姉妹のはホンマに何も残っとらんでねなぁ。
洋服ぐらいか・・・・・
それも私が、着潰して行ってるし。
博物館行きのものはない。

叔母も一緒かなぁ。
日記とかはあったけど、知りたいことは何一つかいとらんで・・・・


そんな自分では決して選べないものを第三者が選ぶことは可能か?
老婆は、その場になったら選べるんだという。

まぁ、選びはんねんけどね。
ええかげんちゃうの! って言うものもあったけど、
上手いこと持ち帰りはんのもあった。

挙句の果てに連続殺人犯の嫌疑をかけられてしまいはる。

お話しやでさぁ・・・
「私たちの居場所はもう、他にはないのよ。さあ、一緒に帰りましょう。沈黙博物館へ」
って言うことになんねんけど、
「僕」って、心にそう言う傷ももってはって、
『あまりにも遠くに来すぎてしまった悲しみ』
それを癒すための、夢の中・・・・

そんな感じに思いました。

『これだ!』って、誰が思ってもそう言うものが残る人生がええのかな・・・
何も残らないように、その他大勢のような人生でもええんやけど。

どんな人が亡くなっても、お日様は気にせんと昇って沈んでいきはるし。
何が変わるわけでもないんよねぇ。

せやけど、心はいつまで経っても哀しい。。。。。
哀しくてもいいし、哀しいからいいんかも。


博士の愛した数式の作者と言うことで、選んだわけでして。
しんどかったけど、最後まで読んでよかったです♪

関連記事

トラックバック

コメント

コメントを残す

Secret


プロフィール

つれづれなるままヨ

Author:つれづれなるままヨ
序文に惹かれて○十年。
でも最近ふと思う。
徒然草って、枕草子とどう違う?
やっぱ清少納言になろうかしら?!

最近の記事

わたしの本棚

お気に入り

ブログでお小遣い 無料サンプルも 

無料サンプル、ブログライター、ブログで口コミプロモーションならレビューブログ

ブログ村に参加しています

最近のトラックバック

FC2カウンター

月別アーカイブ